資源なしでよく頑張ってるよ、日本は。
「自然エネルギー」とうたいながら、石油のお話を一席。
イランとアメリカの関係がギクシャクしてくると、
日本の石油のことも気になります。
石油といえば、中東。
という世界の常識が変わろうとしています。
それは、シェールオイルの出現。
硬い地層の間にある石油で、中東以外の国、
アメリカやロシアなどで埋蔵が確認されていました。
10年くらい前だったかなあ、シェールガスとともに開発が活発化していると、
アメリカの現地では、以前のゴールドラッシュのような大騒ぎに
なっているというニュースを見た覚えがあります。
この時に、中東一辺倒だった石油輸出国が変わり、アメリカやロシアの存在感が
またそれまでとは違った要素で大きくなるのだなと思っていました。
でも、一時期、技術的な問題(掘削にお金がかかって採算性がとれない)で、
足踏みしていると聞いていたのですが・・・。
そして、ロシアをも抜いてアメリカがついに石油生産量第1位に。
やっぱりね、アメリカだよね。お金があるから技術的な問題もクリアできる。
記事にもありますが、アメリカが必死になって中東問題を解決してきたのは、
すべて、「石油」のため。
でも、自分の国で他の国に輸出できるくらいに採れるようになれば、
そんなよその国揉め事に、人もお金もかけなくなるのは当たり前。
何が起きても、知らないよ、ということになります。
こわいね。
世界の動向も心配だけど、日本はこれからどこから石油を買う?
精製の技術や基地の問題もあるから、
簡単に輸入先を変えられないどろうし。
ほんんと、羨ましいよ、資源のある国は。
よくやってるよ、日本は、資源なしでさ。
自然エネルギーのことを気にしていたら、
エネルギー全体のことにも目に入ってくる。
だから、今回はちょっと脱線しました。