あさイチに、飯田哲也氏登場。
エネルギー業界で知らない人はいない、環境エネルギー政策研究所所長、飯田哲也氏。
10月4日の「あさイチ」登場でちょっとびっくりしました。
飯田氏監修の本を読み、再生可能エネルギーの基礎知識を学んだような気がします。
とっても分かりやすくて助けられました。
この業界のことを知ろうと思えば、頻繁に登場する名前。
だから、私にとっては、ちょっと師匠的存在。
ところが、この日のあさイチを観て、ちょっとちょっとちょっと!となった。
出演者の疑問や質問をふわっとした答えでかわし、とりあえず(太陽光発電を)
推進したいようにさえ見える。
例えば、
再生可能エネルギーの不安定さについて。
「不安定なのではなく、天候で変動するだけで予測できること。いろいろな手段で埋めていいけばいい」
埋めていくのは再生可能エネルギー? 火力や原子力ですよね。そこをはっきり言ってほしい。
太陽光パネルが今後、産業廃棄物と化すことについて。
「産業廃棄物全体のほんの0.1%にすぎず、シリコンもガラスも再生できますから」
シリコンのリサイクル技術、まだ実用化に遠くないですか?
九州電力では、原子力発電の再稼働が決まり、これ以上太陽光発電でつくられた電力を
買い取らないということですが、という視聴者からの質問には
「九州は最も太陽発電が導入されている地域。だから今後の動きに期待したい」
ん? だから、九州電力の動きに問題はないのかって聞いているのですが・・・。
などなど。
現在の課題もそのまま発言してほしかったなあ。
テレビを見ていた、初めて再生可能エネルギーについて知る方は、
全部鵜呑みにしちゃうよね。
反対に、
これからは、あさイチの情報を鵜呑みにしないようにしようと、
心に誓ってしまいました。
ちなみに、再生可能エネルギーとは、太陽光や風、波、地熱など、この世界で枯渇することなく、何度でも活用できるエネルギーのこと。自然エネルギーはほぼ同意です。