バイオマス発電に注意せよ!
バイオマス発電。
廃材やゴミやらを燃やすなどしてエネルギーとし、発電する方法。
石油や石炭を使わないから、いいよね!ということで、
日本では間伐材など利用したバイオマス発電が多いように思われます。
ところが、今年のはじめ、EUでは、
「土地利用の大きい燃料を用いたバイオマス発電は、
再生可能エネルギーとは認めない」という決定が下されました。
パーム油やパーム椰子殻(PKS)等を使う場合は、
森林破壊を伴っていないことを保証する認証取得等が義務付けられるそうです。
ありゃりゃ、と思ってちょっと調べていたら、
国内の「バイオマス発電」の施設では、
木質チップをわざわざ輸入しているところもあるようで。
ちょっとびっくりしました。
業界では常識みたいですね。
その輸入のために使われる運輸燃料などのCO2発生量を換算すると
決してエコとはいえないのではないのでは?
という素朴な疑問。
いやそれよりも、その木質チップを作るために、
現地で労働の搾取や環境破壊は行われていない?
製造物ではありませんが、そのあたりのサプライチェーンのチェックは
ちゃんと行われているのかな。
のんきに思う前に、きちんとチェックする習慣をつけなきゃ。