ナナメ32°の自然エネルギー

ゆる〜く、マジメに、ちょっとナナメから、自然エネルギーのこと。

風力発電の風車は誰が作る? 誰が見守る?

少し前のことになりますが、

三菱重工が世界最大の洋上風力発電機をつくると、

華々しく発表されました。

 

www.nikkei.com

 

でも、よくよく記事を読んでみると、

海外での需要をターゲットとしたもの。

国内で活用されるわけではありません。

実は、三菱重工はすでに陸上の風力発電の製造からは撤退しています。

すると、残る主な日本のメーカーは、日立製作所日本製鋼所くらいです。

ちょっと寂しく、そして心細く感じてしまいます。

 

すでに動いている国内の風車のメンテナンスは、

もちろん関連会社等に引き継がれているとは思いますが、期限付き。

今でも少なくない海外メーカーに依存していくことになりますね。

 

風が吹けば勝手に動くメンテナンスフリーのように感じる風力発電ですが、

実はメンテナンスが欠かせない、結構手間のかかる設備。

10基くらいのウインドパークだと、1、2基は動いていない風景を目にした方も

いるのではないでしょうか。

 

部品の調達や専門的なメンテナンスなどを考えれば、

いや、それよりも国内での普及を考えれば、

頼りになる国内メーカーがいてほしいものです。

確かな技術はあるのですから。

 

と、これでアップしようと思っていたら、

日本の福島沖の洋上風力発電が不調とのニュースが。

なかなか大変なんです、風力発電

www.jiji.com